検診シリーズ⑤ 「乳歯の神経をとっても永久歯は大丈夫?」 - コラム

2008年8月13日

検診シリーズ⑤ 「乳歯の神経をとっても永久歯は大丈夫?」

  「子供がきのう1日何も食べれないぐらい痛がって…。」とお母さんがお子さんを連れて来院され、口の中をのぞいてみると、歯の神経のところまで達してそうな大きな穴がぽっかりと開いていることがあります。

 

このような場合、たいていは神経を半分あるいは全部取る処置になります。そのように説明すると、お母さん方の中には、乳歯の神経を取って、永久歯は大丈夫なのかと聞かれることがあります。答えはもちろん、大丈夫です。乳歯と永久歯は連続して生え変わってきますが、ものは別々なので、乳歯の神経を取っても、あるいは乳歯に銀歯をつめたり、かぶせても、永久歯は神経のあるきれいな状態で、生えてきます。

 

 乳歯がどんな状態でも永久歯できれいになるなら、乳歯に虫歯ができようと、そのままにしてもいいのではないかと思われるかも知れません。しかし、それは大きな間違いです。虫歯が深くなり、ほっておくとバイ菌が歯ぐきの中に入ります。歯ぐきに炎症が起きると、乳歯の真下にある永久歯に影響を与え、その部分が白濁した状態で永久歯がはえてくることがあります。そのようなことを防ぐためにも、乳歯の治療はやはりしていたほうがいいですね。また、乳歯のときの生活というものも、永久歯に生え変わったからといって急に変われるものではありません。小さなときから少なくとも、お口の中を気にするという習慣をつけておくことが大切だと思います。

 

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